本サイトは、ノズビーとエバーノートの公開機能を使って作成した東北地方太平洋地震関連の情報を集約したものです。

フェイスブックに設けられた有志による「PublicNozbeプロジェクト(協力:NPO法人AIP)」が、出典や出所の調査、信頼性の確認を行ったのちに掲載しています。

 

有益な情報をお持ちの方は、ぜひ、上記プロジェクトにご参加ください。

 

 

Nozbeの公開プロジェクト「publicnozbe」が動き出しました

昨日、Twitterに投稿したNozbeの「プロジェクトを一般公開できる機能」について詳細が決まりましたので、説明させていただきます。

まず、Nozbeに次のような機能が新たに付加されます。

  • Nozbeアカウントを持っているユーザーが1つのプロジェクトを作成します。
  • プロジェクトの中に、災害時に必要な行動リストや、被災地の方々が必要としている物資などのリストを登録します。
  • ToDoやリストが入ったプロジェクトが完成したら、今回、新たに付け加えられた「このプロジェクトを公開する」というリンクをクリックします。
  • 下記のような公開専用のプロジェクトページが別途作成されます。
    ※ ここには、行動が完了した際に付けるチェックボックスもあるため、箇条書きのプレーンな文書よりも使いやすいのではないかと考えています。

public-project.graffle-2.jpg

 

  • Twitter、Facebookのボタンを押すことで、このリストにアクセスするためのURLと、「○○地方の不足リスト」などのプロジェクト名を投稿できます。
  • ソーシャルメディアに投稿されたURLにアクセスすると、Nozbeのアカウントを持っていなくてもチェックボックス付きのリストページが表示されます。
  • iPhoneなどのスマートフォンのブラウザーからでも利用できます(アプリではありません)。

 

public-project.graffle_ Canvas 2-1.jpg

  • この画面はCookieで管理されており、アクセスした方は自分専用のリストとして利用できます。

public-project.graffle-1-1.jpg

  • 公開プロジェクトにはプリントボタンもあり、ブラウザーが使えない環境にある方々のために、リストを大量に印刷して配布するといったこともできます。
  • また[Evernote]ボタンを押せば、自分のEvernoteにこのリストをHTML形式でインポートできます。昨日発表された「すべてのアカウントをプレミアムにする」というEvernoteの対応と組み合わせることで、インポートしたTodoやリストを公開、共有することもできます。
  • 無料アカウントでは5つしかプロジェクトを作成できないという制限がありますが、公開プロジェクトに関しては数の制限はありません。いくつでも作成、公開できます。

以上がNozbeのプロジェクト公開機能です。

 

制作にあたってマイケルは、

  • 専門家の方々による、PTSDへの対処法、地震や火災、津波などが発生した際にとるべき行動などのリスト
  • 被災地の方々からの要望を反映したリアルな不足物資リスト

などが、情報を必要としている方々の元に届けられることを想定しています。

 

もちろん、上記のほかにも有用な活用法があると思います。

 

また、実際に運用にあたっては、次のような課題が挙げられます。

  1. どうすれば、有益なToDoリストを作成できる専門家の方々の協力を得られるか
  2. どうすれば、被災地の方々、もしくは被災地の方々と連絡がとれる人たちによるリストの作成が可能か
  3. どうすれば、ToDoやリストが情報を必要としている方々に届くか

そこで、アップルストア天神に集まっていただいた方と一緒に、その解決策についてブレストを行いました。

 

約1時間の間にさまざまなアイデアを出していただいた結果、以下のアクションがその場で決定しました。

  1. 拠点となるFacebookページを作る。
  2. 被害に遭われた方に必要と思われる公共の行動リストの洗い出しを有志によって行う。
  3. 洗い出したリストをNozbeで公開プロジェクト化し、Facebookページにすべて掲載する。
  4. 掲載した公開プロジェクトを各分野の専門家の方々にご覧いただき、さらなるリスト作成のご協力をお願いする。
  5. 各地域で不足しているものをリクエストできるメールアドレスと、ツイッターアカウント、ハッシュタグを作成し、集められた情報をもとにNozbeで公開プロジェクト化。Facebookページに掲載する。

上記のアクションについては、福岡を拠点にされている

 

フライトシステムコンサルティングの杉山隆志さん(@TakaFlight)、山本義夫さん(@twtXavier)
BEAM NET Inc.の吉原 満さん(@mitsuruyan)
Media Japanの分藤宗徳さん(@bunncham)
f(2.0)の土谷武史さん(@Tsuchiya102)、藤久保元希さん(@fujikubo)

 

6名の方々が制作、運営に名乗りを上げてくださいました。

 

いままさに、大名のaip cafeにて、Facebookページの作成と、公共機関などに公開されている有益なリストの洗い出しを行っている最中です。

 

また、CEOのマイケルは今朝の完成を目指してホテルの部屋でコードを書いています。

 

これらすべての行程が本日中に決まったことであり、すべてが見通しどおりに進むかどうかわかりません。運用にあたっては、新たな課題が発生する可能性もあります。

 

いまはとにかく、一刻も早い公開を目指してベストを尽くすつもりです。

 

これ以降の情報や、皆様にご協力いただきたい具体的なことなどは、すべてFacebookページにてお伝えしていく予定です。どうぞ、よろしくお願いします!

 

倉園佳三